猫を兄弟で引き取るか悩んでいる方へ【メリット・デメリット】

兄妹猫

こんにちは!かむねろと申します!

 

この数年、猫を新しく家族にする方が増えてきているそうですね!

ペットフード協会の調査によりますと、2019年以降に猫を飼い始めた方は年々増加傾向にあるそうで、その数は犬よりも上回っているそうです。

特に近年は新型コロナウイルス禍の影響で、ペットに癒しを求めたり、ステイホームで家族内のコミュニケーションを深めるという理由からペットをお迎えするという傾向があるようです。

そんなブームとなっている猫ちゃんですが、せっかく家族にするなら「保護猫をお迎えしようかな」と考える方もおられるかと思います。

しかし、譲渡会では猫に兄弟がいる場合「兄弟2匹一緒にお迎えしてくれる方」と条件がついていることがよくあります。

しかし、一度に2匹も迎え入れて大丈夫だろうか?

特に猫を飼った経験が無い方は心配になると思います。

私も実際、その条件の猫ちゃんに出会い悩んだ経験があります。

とりあえず、1匹お迎えしてみて慣れたらもう1匹家族にしようかな‥とも考えました。

結論から言うと、絶対1匹しか飼えない!という訳で無ければ、兄弟猫を引き取るというのはすごくおすすめです

結果的に譲渡会で決意することができず、数年後に野良猫の兄弟が家族になった我が家ですが、兄弟猫を家族にすることのメリット・デメリットが分かっていれば当時の悩みも解決できたかもしれません。

‥なので同じように、悩む方の参考になればと思います。

  • 猫を兄弟で迎え入れるメリット・デメリットが知りたい人
  • 猫を兄弟で迎え入れるのに気をつける事が知りたい人
  • 猫を飼育するのにどのくらいの費用がかかるか知りたい人

この記事では、こんな方の悩みを解決できるかと思います。

 

1.猫を兄弟で引き取るメリット

 

兄弟猫

兄弟だから相性が良い

生後2週から9週頃は猫の社会性を身につける重要な時期と言われていて、本来は親や兄弟と遊んだりケンカをすることでコミュニケーション力を身につけたり、「このくらいで噛むと痛い」と力加減を覚えます。

なので、生まれてから一緒にいる兄弟猫は、一緒に遊んだりケンカをする時間が長いので、1匹だけでいるよりも噛み癖が少なく、穏やかになるようです。

子猫を1匹で飼う場合、噛み癖が治らないと悩む方もおられるのですが、兄弟を一緒にお迎えした場合だとその心配は少なくなります。

ひとまず1匹飼ってみて、その後もう1匹お迎えしようかな‥というのも、もちろんひとつの考えで良いのですが、猫にも相性があるので、人間や新入り猫と先住猫も気をつかうことになるでしょう。

その点、兄弟猫であればそのあたりの心配はいりません。このメリットは大きいかと思います。

遊び相手がいるから飼い主の負担が少ない

1匹で留守番の時間が長いと、猫が退屈でストレスを感じたり、飼い主さんも心配になりますが、多頭飼いだとその心配は無くなります。

多頭飼いだと、お留守番を長時間させる場合でも飼い主さんも猫達にも安心です。

運動不足になりにくい

猫だって筋力を保ち、健康を維持する為には適度な運動が必要です。

野良猫に比べると室内飼いの猫はどうしても運動不足になりがちですが、飼い主さんが積極的に遊んであげなくても、多頭飼いであれば猫同士で勝手に遊んでくれます。

適度な運動は肥満の予防にもなります。

仲良く一緒にいる姿に癒される

じゃれあったり、毛繕いをしあったり、一緒に丸まって寝たりする姿は多頭飼いならではの癒しです。

 

2.猫を兄弟で引き取るデメリット

兄弟ならではのデメリットというのはほとんど思いつきません‥。

強いてあげるなら、譲渡会で兄弟猫を引き取る場合だと譲渡費用が単純に倍かかるというところでしょうか。

兄弟猫というより、多頭飼いするということのデメリットをあげていきます。

トイレや寝るスペースが猫の数に応じて必要になる

猫はトイレにこだわりがある生き物です。

猫の飼育本には「猫の数+1のトイレを用意しましょう」と書かれています。

猫の数が増えるほど、必要なトイレの数も増えるので、猫の数に応じてトイレを用意してあげましょう。

また、猫は自分の縄張りを守る生き物です。

兄弟だろうが、どれだけ仲が良くても猫が安心出来る居場所をそれぞれ用意してあげないといけません。

病院代や毎月の飼育費が倍かかる

毎月の餌代、トイレ砂などの日用品から、避妊・去勢手術や、毎年のワクチン代、病気になった時の医療費が倍かかります。

飼育にかかる費用の目安は4の項目で紹介します。

 

トイレ掃除などの手間が増える

トイレ掃除や餌やり、爪切りやブラッシングなどのお手入れも猫の数だけ手間になります。

2匹いれば毛も2倍抜け落ちている事でしょう。

しかし、2匹くらいなら“ついで”で出来る範囲かもしれません。

健康管理が難しくなる

たとえば、下痢や嘔吐をした場合、多頭飼いだとどの子がしたのかわからない時があります。

また、猫は食事をちょこちょこ何回かに分けて食べるのが好きな子が多いですが、多頭飼いだと違う子の餌も食べてしまったりして体重管理が難しくなることもしばしば‥。

(太るので犯人は分かりやすいですが)

 

3.猫を兄弟で迎え入れるのに気をつけること

平等に可愛がってあげること

飼い主さんに依存するタイプの猫ちゃんや、飼い主さんのことを「お母さん」と思っている場合は特に注意です。

片方だけに偏って可愛がっていると、片方はヤキモチを焼くことがあります。

我が家の猫の場合だと1匹を撫で撫でしていると、片方はいかに遠くにいようがめっちゃガン見してきます(笑)

もう片方の猫は逆のシチュエーションでも気にしない様子で、「どうせ、またあなたからナデナデしにくるんでしょ」という余裕を感じます。(全くその通りなのですが)

片方が病気だったり手のかかる子だと、そっちに気がいきがちですが、偏ることなくどちらも気にかけてあげましょう。

仲良くても「ニコイチ」として考え無い

兄弟でどれだけ仲良しでも、自分の縄張りを大事にします。

寝場所も一緒に寝ることだってありますが、気分で使い分けれるように、基本なんでもひとつずつは最低でも用意してあげましょう。

途中で仲が悪くなることだってある

去勢していないオスの兄弟だと、なわばり争いで激しいケンカになったりと子猫の頃は仲が良くても成猫になることで関係が変わる事があります。

こういったことは、なるべく早い段階で避妊・去勢手術をすることで緩和されます。

 

4.猫を飼育するのにかかる費用

 

兄弟猫

初期費用で平均¥30,000、1ヶ月の支出総額は¥5,000(1匹あたり)

 

初期費用について

まず猫をお迎えするにあたって最低限必要なものとして、

  • ワクチンと健康診断
  • トイレとトイレ砂
  • 餌いれと水入れ
  • 爪とぎ
  • キャリーケース

などがあり、それらが初期費用としてかかります。

2匹をお迎えするのであれば、それらが2個ずつ必要になります。

外に出ない家猫であっても、危険な感染症を予防する為の混合ワクチンという予防接種を受けないといけません。

ワクチンにも種類があり、費用も病院によりますが、我が家の猫の場合だと3種混合ワクチンというもので¥5,000程でした。

ワクチンも猫ちゃんの数だけ打つ必要があります。

避妊・去勢手術は受ける事で予防できる病気もあり、多頭飼いの場合は特にメリットが多いので受けましょう。

避妊手術¥40,000(病院にもよります)

去勢手術¥25,000(病院にもよります)

その他、体調に異変がある時はその都度で病院代がかかります。

 

毎月の支出について

ペットフード協会の2020年度の調査によると、1ヶ月あたりの支出総額は¥5,000(費用がピンキリの為、中央値の金額)だそうです。

餌だけをみても、市販の物から病院の療法食まで価格もピンキリですが、大体このくらいかかるという参考になると思います。

また、これとは別で夏場のエアコン代、冬場の暖房代などの光熱費も必要に応じてかかります。

 

5.まとめ

猫を兄弟で引き取る事のデメリットというのは実はほとんど無くて、兄弟ならではの仲の良さや飼いやすさなどメリットが多い事を紹介しました。

飼育費用も猫の数だけかかりますが、多頭飼いならではの猫同士の絡みは本当に癒されます‥!

住宅問題、経済的な問題などじっくり考えて、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

 

では、またねー!

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました